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父親の闘病日記(闘病記録)第四話になります。
家族そろって大学病院へ
2019年9月12日、家族全員で大学病院へ向かいました。
開口一番、父親から、“家族そろって旅行に行くならまだしも、大学病院に行っているようじゃどうしようもないな”と、ものすごく的を射た発言をされるという><
兄には、“○○(弟)が入院したときにお見舞いできたけど、父ちゃんのことでまたこの病院にくるとは思わなかったわ”と言われたしなぁ~・・・ダメ押し(ΦωΦ)
病院に着き、診察室に呼ばれ、父親は、“本当は嫌だったんだけど、子供たちの意向を尊重して、今後の検査や治療へ進むことに決めました”みたいなことを担当医に伝えたと思います。
その後、担当医からは、“わかりました!それでは、細かな精密検査を三つ行い、「病気の特定」と「病状の確認」、そして「治療方針の決定」へと進んで行きましょう!!”というようなことを言われたと記憶しています。
後日、兄と僕が気になったことは、父親と担当医の話がかみ合っていないことでして・・・。
父親は一生懸命コミュニケーションを図ろうとしているのですが、担当医は典型的な大学教授というような方で、話が小難しいこともあり、所々で“なんですか??”みたいな感じになってしまっていたんですよね><
僕自身も“もう少し噛み砕いて話してくれないかなぁ”と感じていたのは事実なのであります(。-∀-)
どのような病気でも、担当医と信頼関係を上手く築いていくことは非常に大切ですので、担当医との関係は気になる項目の一つではないでしょうか。
僕自身も大きな病気を経験しているし、主治医に遠慮することなく、何でも話し合えるような関係に憧れるよ・・・ただ、信頼関係の構築は難しいっす・・・僕はいまだにできていないなぁ~( 一一)
禁煙宣言
タバコが身体に及ぼす悪影響については周知の事実であり、喫煙はほとんどの部位のがんの原因になると言われています。
そして、「肺がんと言えばタバコ」と連想されるぐらい密接な関係があり、大きな原因の一つに挙げられていますよね。
最近では、タバコを吸わないのに肺がんになるケースが増えているということだよ・・・要チェックしておいてくださいませm(__)m
ここで問題となるのは、父親が喫煙者であるということで、この問題も兄と僕にとって大きな悩みの種でした><
父親は、若い頃はヘビースモーカーのようでしたが、歳を取るにつれてタバコを吸う量も減っていき、晩年は1日に1箱吸うか吸わないかという感じだったと思います。
“タバコに火を付けてもほとんど吸うこともなく、気付くとタバコが灰皿の上でなくなっていることが多くなったわ”と言っていたっす・・・勿体なぁ~い( ̄д ̄)
また、タバコが値上がりするたびに“禁煙や本数を減らす”と言っていたけど、しばらく経つと何事もなかったかのように宣言前の状態に戻っていたぞい・・・ただ流石に、“1箱1000円になったら、タバコは確実にやめる”と言っていたなぁ~(ΦωΦ)
少し話がそれてしまいましたが、前項の大学病院から帰宅後、のんびりとくつろいでいるときに、父親が突然こんな話をしてきました。
父:検査や治療をするなら、タバコはやめないといけないのか??
兄・僕:やめられるんだったら、やめた方がいいと思うよ。
父:担当医から、タバコについて何か聞かれたことは一度もないな。
兄・僕:そのうち聞かれるはずだから、少しずつでもタバコを吸う本数を減らせたらベストじゃない。
父:なんだよ、タバコやめなくちゃいけないのか・・・じゃあ、やめるわ。
兄・僕:(何をやめるんだろう??ヒソヒソ)
僕:父ちゃん、何をやめるのよ・・・??
父:タバコだよ!タバコ!!
兄・僕:あ、そっちね(検査かと思ったよ)・・・ポカーン( ゚Д゚)
いきなり会話形式になり失礼しました(*’▽’)
こんな感じの会話だったのですが、なんせ兄も僕もかなりの衝撃を受けた出来事でしたので、今でも鮮明に覚えています(笑)
兄も僕も、“もし肺がんだったならば、本格的な治療が始まるまでに禁煙をしてもらえたな”という理想はありましたが、父親が望まないことをいくつも頼んでしまうことは、父親をドンドン苦しめていくことでもあるので、遠回しに話しながら、後は自然の流れに身を任せるようにしていこうと考えていました。
専門書籍等では、がんになってもタバコを吸い続けると、「がんを悪化させること」や「治療効果を損ねること」などが指摘されていますが、なかなかやめられない方も多いようです。
父親調べだけど、入院中にいろんな方々と話をしていて、タバコをやめられず、現在もタバコを吸い続けている方が想像以上に多かったらしいっす・・・また、たばこを吸わなくても肺がんになったという方々も結構いたと話していたのであります!!
何はともあれ、父親の方から禁煙をすると言ってくれたことは幸いですし、今後の治療に向けて明るい材料になることもあり、大歓迎でしたね^^
そして、こちらから押し付ける形にならなかったことがなによりも嬉しくて^^
ただ、タバコを吸っていない父親の姿は想像できなかったし、半信半疑でしかなかったなぁ~(ΦωΦ)
実際に、次回の検査の数日前から禁煙を始め、以後未遂は何度かあったようですが(笑)、禁煙外来を利用することもなく、「禁煙パイポ」と「電子タバコ」だけで禁煙に成功してしまったので、倒れそうなほどに驚いたことは忘れようにも忘れられません><
訳の分からない面白エピソードも結構あったなぁ~・・・気になる方がおられましたら、お気軽にメッセージをくださいませ(*^-^*)
怒涛の精密検査
父親が検査に進む決断をしてくれたこともあり、ここからは、精密検査の三連発になります。
これらの検査からは、不眠症のことは考慮に入れず、担当医の指示通りの日程で検査や治療を行っていったと記憶しています。
まず、2019年9月19日の「FDG-PET-CT検査」、次に2019年9月26日の「「頭部MRI検査(造影剤使用)」と「呼吸機能検査」、そして最後に2019年9月30日の「気管支鏡検査」という順序でした。
それぞれの検査について、簡単に触れておきますね^^
PET-CT検査
僕自身、がんについて勉強するまでは、このような検査が存在していることすら知りませんでした><
一度の検査で全身のがんが発見でき、がんの進行具合もおおむねわかるということで、すごい検査があるものだなと。
PET検査は非常に高額なことでも有名で、一部保険適用外になるケースもあり、その場合、医療機関によっては10万円を超える額となることもあるそうなので、そちらにも驚きましたね。
検査自体は全体で3時間程度かかるのですが、父親は特に問題なく検査を終えています。
頭部MRI検査(造影剤使用)と呼吸機能検査
父親は、MRI検査や呼吸機能検査は何度も経験していますし、造影剤についても全く副作用が出ないので、問題なく検査を終えましたね。
“呼吸機能検査は2回もやる意味があるのか”“看護師に大きな声でまくしたてられるから、ある意味怖い検査だわ”そんな感想を言っていたっす( ˘ω˘)スヤァ
父親は注射が大好きという変態気質だから、注射がある検査は大喜びで受けるのであります・・・そして、失礼ではあるけど、今回の看護師さんは上手かったとか下手だったとか論じることがお決まりだったなぁ~(=゚ω゚)ノ
気管支鏡検査
父親が一番嫌がっていた検査ですね><
これまで他の病気で受けた内視鏡検査で、ものすごく痛く苦しい体験をしていることもあり、内視鏡を口から挿入すると聞いた瞬間に“そりゃ、無理だわ、みんな本当にやってるの??”と看護師に質問の嵐を浴びせていたのを思い出します。
当日は、“今日で○○ともお別れだな”と訳のわからない発言を連発していたぞい・・・まあ、僕もこの検査は受けたくないんで気持ちはわかるっす(*^-^*)
検査を終えてみて父親に感想を聞いたのですが、痛みや苦しさはほとんど感じなかったそうで、医療の発達に驚いていました。
父親の場合は鎮静剤を使用していたこともあり、“目が覚めて気が付いたときには検査が終わっていた”という感じだったそうです。
鎮静剤の使用に関しては、病院によって違いがあるようであります!!
ただ、検査当日はバリバリに元気だったのですが、次の日は体調が思わしくなく、夕方近くまでずっと横になっていて・・・。
肺の検査の場合、身体への負担が大きいとは聞いていましたが、父親が長時間横になっていること自体滅多にないことなので少し心配しましたね。
あとは、何日間ぐらいだったでしょうか??“熱っぽいわ”とか“痰に血が混じってるよ”とか“何か口の中が焦げ臭い感じがするぞ”と言っていたのを覚えています。
実は、気管支鏡検査をもう一回受ける羽目になるんだけど、このときは流石に同情したのであります・・・たっぷり愚痴を聞いたなぁ~( ˘ω˘)スヤァ