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父親の闘病日記(闘病記録)第六話になります。
肺がんの詳細
2回目の気管支鏡検査の結果が判明し、肺がんの詳細や今後の治療方針が決定したのは2019年10月31日のことでした。
実は1週間前に呼吸器内科を受診したんだけど、まだ詳細な検査データが集まっていないということで、次週に持ち越しとなってしまったぞい(=゚ω゚)ノ
この日、担当医から説明されたことをまとめると以下のようになります。
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書類を見ると「右下葉原発性肺腺癌(cT1cN2M0)」と記載されているのであります!!
父親の場合には、右肺の下の部分(下葉)に原発巣があったのですが、右肺の上の部分(上葉)にも原発巣のようなものがあり、これが別のがんなのかそうではないのか判断が難しく、入院治療を行うまでにしっかり対処していきたいというようなことも伝えられたと記憶しています。
肺がんの告知を受けた際に、“何もしなければ余命半年程度”ということも伝えられていましたので、僕自身としては、“「ステージ4」となるのではないか”と覚悟していたこともあり、この日の結果は十分に希望の持てる内容でした^^
そして、父親の心身両面の強さを持ってさえすれば、がんとの闘いに打ち勝つことも十分に可能なはずだと疑うこともなく。
今後については、同病院の放射線腫瘍科を受診し、CTによる治療計画を行い、治療スケジュール決定後に入院という流れになりました。
腑に落ちない父親
肺がんの詳細や今後の治療方針の説明を受けましたが、父親としては全般的に腑に落ちない様子でした><
その理由としては、
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の三つが挙げられます。
それぞれについて長くならない程度に触れていきますね^^
自分自身の体調面
5月に1週間前後の胸の痛みを経験して以来、何一つとして体調の変化はなし。
定期的な胸の痛みもなければ、肺がんにつながるような自覚症状もなく・・・。
皮肉にも、体調に変調をきたしたのは、検査を行ったときのみということでして><
“何かの間違いじゃないのか”“肺がんが進行しているのにピンピンしているのが不思議でたまらん”なんてことをよく口にしていたなぁ~(ΦωΦ)
逆に言えば、これだけ症状が全く現れないのに、がんと診断されることを考えると、やはり“がんは恐ろしい病気なんだ”と強く感じました。
当然個人差もあるとは思いますが、父親の場合は「病期(ステージ)3」で手術ができない状態まで進行しているのに、自覚症状が一切現れない。
担当医から、“肺の下葉の端っこに原発巣があるので、なおさら症状が出にくいのではないか”と言われたのを記憶しているのであります!!
書籍等でも調べてみましたが、一般的に、どの部位のがんにおいても自覚症状や特徴的な症状はないということですね><
肺がんに焦点を当ててみても、早期の肺がんでは自覚症状はなく、進行しても風邪のような症状のために区別がつきにくいこともあり、検査によって発見されたときには、がんがかなり進行してしまっているケースが非常に多いということでした。
体調に少しでも変化を感じたら病院に行くというルールを持っている方や定期的に健康診断を受けているような健康意識の高い方でないと早期にがんを発見すること自体が難しいのではないでしょうか。
長期入院に対する不安
元々、父親は長期間入院することを嫌がっていたこともあり、約2か月間の入院治療と聞いた瞬間に難色を示していましたね><
いくつかの理由はあるのですが、一番大きな理由としては「不眠症」になります。
“2か月間も入院したら、不眠症が悪化して死んでしまうわ”と連呼していたぞい(ΦωΦ)
晩年は、不眠症のため昼夜逆転の生活を送っていましたので、慣れない場所で規則正しい生活を送るということに不安を感じていたようです。
時期的に2か月間の入院となると年末年始を病院で迎えることになるから、映画やテレビを観ることが趣味の父親としては、時期の悪さも嘆いていたっけ(。-∀-)
抗がん剤治療(薬物療法)に対する懸念
皆さんは抗がん剤治療(薬物療法)についてどのようなイメージをお持ちでしょうか??
人によってイメージが異なることは当然ですが、僕自身は良いイメージよりも悪いイメージの方が強かったです。
書籍等を読んで知識を吸収しても、印象が大きく変わることはなく、まだまだ“諸刃の剣”という面も大きいのかなと・・・。
父親の抗がん剤に対する印象は“そこまで言うか!!”というぐらいすこぶる悪かったですね><
父親は、“抗がん剤治療だけはやりたくなかった”と言っていたから、僕自身も多くの葛藤や戸惑いがあり、兄と三人でいろいろなことを話し合ったのであります!!
父親は友人や知人をがんで亡くしていますし、抗がん剤で苦しい思いをしてきた人を間近で見てきたこともあり、“昔に比べて副作用が軽くなった”と言われても、簡単に印象が変わらないのも当然なのかなと。
父親が話す内容は少し大げさな感じもしましたが、納得のできる部分も多く、僕自身もかなり心配になり、公的な機関等に電話をしていろいろなアドバイスを頂きました。
率直な感想としては、支持療法や副作用対策は発展してきてはいるが、副作用の現れ方には個人差があり、“実際に試してみないとわからない”面も多いように感じましたね。
父親からは、“抗がん剤との相性が良ければいいけど、悪かったら2か月後に別人になって退院してくるかも知れないぞ”と脅されていたよなぁ~(。-∀-)
ちなみに、放射線治療も部位によってはさまざまな副作用が出ることが知られていますが、なぜか父親の場合、嫌悪感を感じているようなことはなく、特別な感情を抱いている様子もありませんでした。
交渉
放射線治療についての説明や治療スケジュール等を決めるために、2019年11月7日に放射線腫瘍科を受診しています。
父親は、前回の呼吸器内科の診察で、入院期間についていろいろ交渉をしていたのですが、担当医に“放射線腫瘍科の先生とスケジュールについて話し合ってみてください”と受け流されていたこともあり、“「入院期間を短くできないのか」「一部通院治療にできないのか」等とにかく交渉してみよう!!”と、その意気込みは半端なく><
医師の説明を一通り聞き終わると、満を持して入院期間について交渉を始めて・・・。
父:呼吸器内科の担当医から約2か月間の入院と言われたんですが、もう少し短くならないもんですか??
医師:2か月間の入院??放射線治療自体はそんなに長くはならないはずですよ。
父:あら、そうなの・・・ポカーン( ゚д゚)
医師:はい、これから治療スケジュールを組んでみますので、ちょっとお待ちくださいね。
父:あ~、そうなのね・・・年末年始は家で過ごすことができそうかな??
医師:いつから入院できるのかにもよりますが、上手く日程調整すれば十分に可能だと思いますよ。
父:へぇ~・・・ポカーン( ゚д゚)・・・なんだ、呼吸器内科の先生は全然説明してくれないんだもんな、ハッハッハwww
医師:このあと看護師の方から詳しい説明がありますので、話し合って日程調整してみてくださいね。
父:大分短くなりそうだから、何とか頑張れそうかな、ハッハッハwww
いきなり会話形式になり失礼しました(*’▽’)
こんな感じの会話をしていたと思います。
入院期間は1か月以上になるけど、想定していたより短くなったということで、父親としては“交渉と言えるかどうかわからんが、とりあえずやってやった”という感じだったなぁ~(ΦωΦ)
その後、看護師とスケジュール調整を行ったのですが、11月20日までに入院できれば、ギリギリ年内に退院できる見通しということで、20日までに入院するという手順で話を進めていくことに。
この日、呼吸器内科を受診して話を進めようと思ったのですが、非常に混んでいて診察は厳しいということで、来週に呼吸器内科と治療計画CTの予約を入れ病院を後にしています。
そして、2019年11月14日に上記の通り、治療計画CTの撮影後に呼吸器内科を受診し詳細を詰めて、11月20日入院予定ということが決まりました。
治療計画CTでは、治療に関係する部位にマジックなどで印を付けるんだけど、胸にバッチリと印を付けられた父親は“人造人間じゃ~”と微妙なジョークを言いながら何度も印を見せてきたなぁ~(。-∀-)
最終的には、
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ということになっています。
放射線治療は、基本的に土日は休みなんだけど、年末は臨時で治療を行っているらしく、順調に治療が進めば、12月30日の夕方には退院できるというプランなのであります!!